タンザニア野球の現実。
野球を好きになってる子供達がいる
しかし道具がこの国で手に入らないからのびのびと野球をすることはできない。
この旅で一番楽しみにしていた子供たちとの野球の時間。グランドに着いた瞬間に照れくさそうに微笑む教え子のカリムを見て幸せの絶頂期を迎えました。彼はウチの野球部のキャプテンでした。
1人でも続けてくれてることがほんとに嬉しい。
どうやらウチの学校の野球部は、どんどん人がいなくなっていってるらしい。悲しいがこれが現実。私も中途半端に活動を終えてしまったから「しょうがない…」としか思えなかった。
野球はルールも難しいし道具もたくさん必要。管理する人や指導者がいなければ消えてなくなってしまうロウソクの火のような存在。と感じました。
休憩時間に私のとなりに座ってきたカリムとお互い3年間の空白の時間の話をする。
・今は大学に行ってるって話
・一緒に野球をしていた仲間たちの話
・Pa mojaを始めたよって話
あの時はボールを投げるだけでも精一杯やったカリムも立派な野球選手になっていて、鼻高々に「俺は野球マンだぜ」と言ってる姿がほんとにほんとに誇らしかった。
この子たちが自由に野球が出来るようにしたい…真剣に考えたくなった一日でした。
答えはやっぱりこれかな
タンザニアに野球道具のお店を作る。
タンザニア野球の現状は道具を手に入れられる場所がないのでのびのびと野球ができていません。
彼らがしているのは硬式野球なのでバットが折れることもあるしボールもすぐに傷んでしまいます。そのため寄付された新しい道具たちは「試合だ!」の時にしか使えないという環境。寄付をしてもらうのにも手続きが色々とかかってくるのでまたタイムラグができてしまう。
だからこそお店を作るのはどうやろうか…
そこには寄付で日本から送ってもらった道具を置いたっていい。『お金を出すことが物に価値を生み出す』野球を彼らの手で広げていくためにも、自分達で買ってもらう仕組みを作ることが必要だと思っています。
彼らは洋服だって靴だって自分で買っています。
もちろん野球道具の値段も子ども達の手の届くような値段に合わせる。そんなお店ができたら子ども達はもっと自由に野球を広められる。タンザニア野球はもぉ、タンザニア人だけで広められるところまで来ていると思う。
未来は大きく変わると思います。
この日からタンザニアでお店を出す方法をタンザニアの人たちに聞きまくってる。実現させたいなぁ。
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