「一緒に帰りたくない」と言われた日
タンザニアで先生をしていた時の話
ある生徒にこう言われます。
「Sayakaとは一緒に帰りたくない。」もぉドストレートすぎて傷つくなんて感情の前にビックリ…
なかなか楽しい時間をすごしてたはずやったのにナゼ・・・
その理由は
歩くのが速いから。でした(いやそんなことかい。安心した。)
でもたしかにそう。タンザニアの人たちは歩くのがゆーーっくり。
急いで走ってる人なんて滅多に見ません。出発しようとしているバスを発見し腰パン兄ちゃんがダッシュしてるところを見たぐらい…(乗った頃、ズボンの位置はもぉ太ももでした。笑)
そんなゆっくりした徒歩の時間に通りすがりの人達と挨拶を交わすのが基本。
そして一回の挨拶がものすごく長い。「よっ、元気?」だけじゃなくて「家族はどうや?家はどうや?ご飯食べたか?」
そんな話をしてとにかく会話、会話です。
そんな会話の中で大声で笑って手を叩く。こんな時間が大切なんやろなぁ。とつくづく感じました。
人を待つことも大得意。
私の家から学校はGoogleマップで見ると徒歩30分。しかし実際にかかっていた時間は45分。
私は外国人だったので、街を歩いてると至る所から「Sayaka!Sayaka!」
呼ばれる度に立ち止まってお話しタイム。(喋らず無言で帰る日などありません。)
この時、一緒に帰ってる生徒はずっと立ち止まって待ってくれている。しかも嫌な顔せず当然のように。そして「また一緒に帰りたい。」とまで言ってくれる。待てるってカッコイイなぁ。
急ぐな、急ぐな自分。
しかしどうしてか。
日本へ帰るとどこかまた、せかせかしてしまう自分がいます。時計を気にすることが多くなって歩くスピードもまた速くなってる。
タンザニアで教わった【人との時間を大切にすること】を絶対に忘れちゃいけない。「急ぐな、急ぐな自分」と言い聞かせてます。タンザニアから帰ってきた私が一番変わったことは、人に声をかける数が増えて、挨拶をする声がでかくなったところです。すっごく気持ちいい。
顔を上げて外の景色を見ながらゆっくりゆっくり。
焦らなくていい、ゆっくりでいい。人と話そう人と会おう。
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